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囲物
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かこいもの
ふりがな文庫
“
囲物
(
かこいもの
)” の例文
無論家の様子や、女の身なりで、
囲物
(
かこいもの
)
だろうとは察した。しかし別段それを不快にも思わない。名も知らぬが、強いて知ろうともしない。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
遊女八人の
身抜
(
みぬけ
)
をさしたと
大意張
(
おおいばり
)
の腕だから、家作などはわがものにして、三月ばかり前までは、
出稼
(
でかせぎ
)
の留守を勤め
上
(
あが
)
りの
囲物
(
かこいもの
)
、これは洲崎に居た
年増
(
としま
)
に貸してあったが、その
婦人
(
おんな
)
は、この夏
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吉原の女芸者は見番大黒屋庄六方から、きわ、ぎん、春、
鶴
(
つる
)
等が招かれた。きわは後花柳寿輔の妻になった。春は当時既に都権平の妻になっていた。駿河屋の鶴は間もなく香以の
囲物
(
かこいもの
)
にせられた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
囲
常用漢字
小5
部首:⼞
7画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“囲”で始まる語句
囲
囲繞
囲炉裏
囲炉裡
囲碁
囲者
囲内
囲繞溝渠
囲墻
囲炉