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四十路
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よそじ
ふりがな文庫
“
四十路
(
よそじ
)” の例文
むっちりと肥えた
四十路
(
よそじ
)
がらみのひとだった。幼子を抱いて、
色褪
(
いろあ
)
せた衣服もよけい着くずしている
容
(
かたち
)
だが、どこかには上流婦人らしい
大容
(
おおよう
)
な風もある。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう
四十路
(
よそじ
)
にちかいはずの
准后
(
じゅんごう
)
ではあるが、
蠱惑
(
こわく
)
ともいえる
艶
(
えん
)
な美はどこにも
褪
(
あ
)
せていなかった。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれどその草心尼の
清楚
(
せいそ
)
な美しさも、年とすれば、もう
四十路
(
よそじ
)
にとどいていたはずである。かつてのような濡れ濡れしい若後家の尼とはおのずから落ちつきも違っていた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西行の記憶によれば、お年も、
四十路
(
よそじ
)
をこえておられる。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
四
常用漢字
小1
部首:⼞
5画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“四十”で始まる語句
四十雀
四十
四十物町
四十九重
四十恰好
四十日
四十年
四十五
四十起
四十歳