むせ)” の例文
そこで彼は提灯ちょうちんに火を移し、燈盞を吹き消して裏部屋の方へ行った。部屋の中には苦しそうなむせび声が絶えまなく続いていたが、老栓はそのひびきのおさまるのを待って、静かに口をひらいた。
(新字新仮名) / 魯迅(著)