“噴火孔”の読み方と例文
読み方割合
ふんかこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おお、ルゾン号の船長さんですか。大学では、今こっちかられんらくしようと思っていたところでしたよ。大西洋は今、噴火孔(ふんかこう)の上にあるようなものですよ」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
刻々と逼(せま)る暮色のなかに、嵐は卍(まんじ)に吹きすさむ。噴火孔(ふんかこう)から吹き出す幾万斛(いくまんごく)の煙りは卍のなかに万遍(まんべん)なく捲(ま)き込まれて、嵐の世界を尽くして、どす黒く漲(みなぎ)り渡る。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まるで火山の噴火孔(ふんかこう)、熔鉱炉(ようこうろ)の真唯中(まっただなか)に落ちこんだのと同じこと。まばゆさに目をあいていることも出来ぬ。鼻をつく異臭にむせて、息も絶え絶えの焦熱(しょうねつ)地獄だ。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)