“噛占”の読み方と例文
読み方割合
かみし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飽くまで侮る一言ひとことに、年齢少としわかにて気嵩きがさの照子は、手巾ハンケチ噛占かみしめて、口惜涙くやしなみだを、ついほろほろ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
噛占かみしめて益々味の出るものよりは舌の先きでめて直ぐ賞翫しょうがんされるものが読者に受ける。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)