喜阿弥きあみ)” の例文
国のごく左の端に一つかけ離れて喜阿弥きあみと呼ぶ窯があります。ここでは鉄釉で土瓶や小壺などを作りますが、可憐なものがあります。「糊壺のりつぼ」の如きよい例をなします。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
窯は小野村おのむら喜阿弥きあみだといわれる。益田から西方一と駅である。そこで鉄釉てつぐすりわんやらつぼやら土瓶どびんやらが出来る。まだマンガンやらクロームに犯されていないから、釉がほんものである。
雲石紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)