“喜代(きよ)” の例文
「なったら——なお可愛いじゃないか。……ねえ、喜代(きよ)ちゃん、ここへ来る人で、近頃に、あんな初心(うぶ)なお侍って、少ないよ。惚(ほ)れてみたくなった」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女形(おやま)といえば、中村(なかむら)富(とみ)十郎(ろう)をはじめ、芳沢(よしざわ)あやめにしろ、中村(なかむら)喜代(きよ)三郎(ろう)にしろ、または中村粂太郎(なかむらくめたろう)にしろ、中村松江(なかむらしょうこう)にしろ、十人(にん)いれば十人(にん)がいずれもそろって上方下(かみがたくだ)りの人達(ひとたち)である中(なか)に
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)