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唐墨
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からすみ
ふりがな文庫
“
唐墨
(
からすみ
)” の例文
台湾名物
唐墨
(
からすみ
)
下され、有難く
存上
(
ぞんじあげ
)
候。酒伴の最好物に候。私事十六日上総へまゐり、昨夜帰宅仕候。取りあへず
御挨拶迄
(
ごあいさつまで
)
、拝具。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
箱入の
唐墨
(
からすみ
)
がある。
雌黄
(
しおう
)
なんどの絵具類をまとめた
袱紗包
(
ふくさづつみ
)
がある。そんなものが匣の大半を埋めていて、その
上積
(
うわづみ
)
のようになって、やや大型の女持の
懐中物
(
かいちゅうもの
)
がある。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
左衛門町の夫婦は別れを惜しんで、
餞別
(
せんべつ
)
のしるしにと半蔵の前にさし出したのは、いずれも旅の荷物にならないような、しかも心をこめたものばかりであった。多吉からは黄色な紙に包んである
唐墨
(
からすみ
)
。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“唐墨”の意味
《名詞》
(とうぼく、からすみ)中国でつくられた墨。
(からすみ、語義1に形が似ることから)ボラの卵巣を塩漬け後、干し固めた食品。
(出典:Wiktionary)
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
“唐”で始まる語句
唐突
唐
唐紙
唐土
唐桟
唐櫃
唐草
唐辛子
唐人
唐黍