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咎立
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とがめだて
ふりがな文庫
“
咎立
(
とがめだて
)” の例文
咎立
(
とがめだて
)
をしようと
云
(
いっ
)
ても及ぶ話でないと
諦
(
あき
)
らめて居ながら、心の底には丸で
歯牙
(
しが
)
に掛けずに、
云
(
い
)
わば人を馬鹿にして居たようなものです。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
細川忠興が会津の鎮守を辞退したというのは信じ難い談だが、忠興が別に
咎立
(
とがめだて
)
もされず此の難い役を辞したとすれば、忠興は中々手際の好い利口者である。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
但
(
ただし
)
、この
前
(
さき
)
の
渡
(
わたし
)
を一つ越さねばならぬで、
渡守
(
わたしもり
)
が
咎立
(
とがめだて
)
をすると面倒じゃ、さあ、
負
(
おぶ
)
され、と言うて背中を向けたから、
合羽
(
かっぱ
)
を
跨
(
また
)
ぐ、足を向うへ取って、
猿
(
さる
)
の
児
(
こ
)
背負
(
おんぶ
)
、高く肩車に乗せたですな。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二人で楽んでいながら、そんな
咎立
(
とがめだて
)
をするなんて。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
何一つ
咎立
(
とがめだて
)
がましいこともいわずに
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
咎
漢検1級
部首:⼝
8画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“咎”で始まる語句
咎
咎人
咎徴
咎目
咎申付