“呉青秀”の読み方と例文
読み方割合
ごせいしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハッハッハッ。馬鹿に固くなっているじゃないか。エー……オイ。どうだい。大したものだろう。呉青秀ごせいしゅうの筆力は……」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
呉青秀ごせいしゅうの子孫がこれを見ると同時に遺伝心理を刺戟されて、先祖の真似を初めるのは無理もない。ケンノンケンノン……不憫ふびん至極な事と思ったのであろう。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それより七年以前まえの天宝八年に、范陽はんよう進士しんし呉青秀ごせいしゅうという十七八歳の青年が、玄宗皇帝の命を奉じ、彩管さいかんうてしょくの国にり、嘉陵江水かりょうこうすいを写し、転じて巫山巫峡ふざんふきょうを越え
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)