“呂翁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろおう50.0%
りょおう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると枕もとには依然として、道士どうし呂翁ろおうが坐っている。主人のかしいでいたきびも、いまだに熟さないらしい。盧生は青磁の枕から頭をあげると、眼をこすりながら大きな欠伸あくびをした。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
呂翁ろおうは、得意らしく髭を撫でた。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「わたしは呂翁りょおうという者だ」と、乞食は言った。「おまえは縁がなくて、わたしの茶をみんな飲まなかったが、少し飲んでも福はある。富貴か、長寿か、おまえの望むところを言ってみろ」