呂翁ろおう)” の例文
すると枕もとには依然として、道士どうし呂翁ろおうが坐っている。主人のかしいでいたきびも、いまだに熟さないらしい。盧生は青磁の枕から頭をあげると、眼をこすりながら大きな欠伸あくびをした。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
呂翁ろおうは、得意らしく髭を撫でた。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)