“ろおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
露墺50.0%
呂翁25.0%
潞王25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等はマダム・レムブルグの家でアングロ・サクソンの英諾威えいノルウェー人、ケント族の仏伊人、スラブの露墺ろおう人、アイオニアンの血族希臘ギリシア人の商人、オットマン帝国の土耳古トルコ人等と夜食を共にするのであった。
地図に出てくる男女 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
すると枕もとには依然として、道士どうし呂翁ろおうが坐っている。主人のかしいでいたきびも、いまだに熟さないらしい。盧生は青磁の枕から頭をあげると、眼をこすりながら大きな欠伸あくびをした。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
呂翁ろおうは、得意らしく髭を撫でた。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
廷珸は杭州に逃げたところ、当時潞王ろおうが杭州にぐうしておられた。廷珸は潞王の承奉兪啓雲しょうほうゆけいうんという者に遇って、贋鼎を出して示して、これが唐氏旧蔵の大名物と誇耀こようした。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)