吹殻ほこ)” の例文
旧字:吹殼
その時であったが水の上から欠伸あくびする声が聞こえて来た。続いて吹殻ほこを払う煙管きせるの音。驚いた武士が首を延ばして河の中を見下ろすと、苫船とまぶねが一隻もやっている。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)