“吹墨”の読み方と例文
読み方割合
ふきずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
挿絵の如く織部おりべ風にある部分に緑を掛けたものや、薄き茶で「ダミ」を入れたものなどさまざまである。無地のものはかえって少ない。吹墨ふきずみのものがあるがいずれも末の作である。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
しかしこれも秦明しんめいと闘ッて斬られ、第三、第四、と猪突ちょとつして出た者までことごとく打ち果たされてゆくのを見ると、高廉はその青粘土あおねんどのようなおもてにたちまち吹墨ふきずみのような凄気せいさを呼んで
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)