“君辺”の読み方と例文
読み方割合
くんぺん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、妻女が急病だと。それはいかんな。君辺(くんぺん)はさしつかえない。すぐ戻ってみてやるがいい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事態、よんどころなく、君辺(くんぺん)へも無断で、尊氏が都を立ち離れましてからわずか一年余でしかございません。……変りはてたこの皇居のさま。わけてもおん窶(やつ)れのはなはだしさ。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしながら、綸旨(りんじ)を拝して、将卒共に、勇気百倍いたしました。きっと一日も早く馳(は)せ上りまする。そして天下の逆賊を掃(はら)い、君辺(くんぺん)の害を清めて、昭々(しょうしょう)の御代(みよ)を恢復せずにはおきません。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)