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同行二人
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どうぎょうににん
ふりがな文庫
“
同行二人
(
どうぎょうににん
)” の例文
着慣れませぬ新らしい笈摺を
引掛
(
ひきか
)
け、
雪卸
(
ゆきおろ
)
しの
菅
(
すげ
)
の笠には
同行二人
(
どうぎょうににん
)
と書き、白の脚半に
甲掛草鞋
(
こうがけわらじ
)
という姿で、慣れた大工町を出立致しまする。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もし彼らを失ったら、永きこの世の旅に誰か堪え得るであろう。遍路の
杖
(
つえ
)
には「
同行二人
(
どうぎょうににん
)
」と記してあるが、工藝をかかる旅の同行と云い得ないであろうか。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
余はそれに
同行二人
(
どうぎょうににん
)
、行雲、流水と書き添えて、まず軽井沢まで汽車に乗り、そこから仲山道、木曾路と徒歩旅行を試み、美濃の山中で物好きに野宿などをし
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「知らない。——このくらいな絵は学校で習います。
同行二人
(
どうぎょうににん
)
——あとは、あなた書いて下さいな。」
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
足を
噛
(
く
)
わぬ様に何うか五足
拵
(
こしら
)
えて呉れえとか、
菅
(
すげ
)
の笠を買うて来て、
法達
(
ほうたつ
)
に頼んで
同行二人
(
どうぎょうににん
)
と書いて呉れえとか、それから白の
脚半
(
きゃはん
)
も拵え
笈摺
(
おいずる
)
も拵えたから
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
もし彼らを失ったら、永きこの世の旅に、誰か堪え得るであろう。
遍路
(
へんろ
)
の杖には「
同行二人
(
どうぎょうににん
)
」と記してあるが、工藝をかかる旅の同行といい得ないであろうか。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
しようというのですが、どうかすると、神社仏閣、
同行二人
(
どうぎょうににん
)
の形になりかねませんよ。
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“同行二人”の意味
《名詞》
同行二人(どうぎょうににん)
四国八十八ヶ所を巡(めぐ)る遍路の笠に書かれる。同行は信仰を同じくするの意。二人とは本人と弘法大師の二人を意味し、常に弘法大師と共にあるの意。
(出典:Wiktionary)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“同行”で始まる語句
同行
同行衆
同行者
同行三人
同行同衣
同行異体