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吉川
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よしかわ
ふりがな文庫
“
吉川
(
よしかわ
)” の例文
その窓からは、あの
秋子
(
あきこ
)
の
蒼白
(
あおじろ
)
い顔ばかりでなく、父親の
吉川
(
よしかわ
)
機関手が、真っ黒い
髯面
(
かお
)
を
覗
(
のぞ
)
けていることがあったことを。
汽笛
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「だから
吉川
(
よしかわ
)
さんに会って訳を話して見た上で、日取をきめようかと思っているところだ。黙って休んでも構わないようなもののそうも行かないから」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぼくは
吉川
(
よしかわ
)
だが、ぼくが育った横浜では、
吉川
(
きっかわ
)
と呼ぶ人の方が多かった。だから子供の頃は、
吉川
(
きっかわ
)
だと思っていた。どっちが本当かを父にただしたらやはり
吉川
(
きっかわ
)
が昔からの姓だといった。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
向う側の
吉川
(
よしかわ
)
という待合で芸者がお客と一所に「
三千歳
(
みちとせ
)
」を語っている。聞くともなしに聞いている
中
(
うち
)
、兼太郎はいつかうとうととしたかと思うと、「田島さん、田島さん。」と呼ぶ声。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と二人連れで馬喰町四丁目へ掛ると、其の頃
吉川
(
よしかわ
)
と申す居酒屋がありました。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
おひまなら、今日どうです、いっしょに行っちゃ。
吉川
(
よしかわ
)
君と
二人
(
ふたり
)
ぎりじゃ、
淋
(
さむ
)
しいから、来たまえとしきりに勧める。吉川君というのは画学の教師で例の野だいこの事だ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
詰襟のその洋服は
吉川
(
よしかわ
)
訓導のだった。
錯覚の拷問室
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「いいえ、あの
吉川
(
よしかわ
)
先生がお付けたのじゃがなもし」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“吉川”で始まる語句
吉川元春
吉川先生
吉川家
吉川屋
吉川町
吉川監物
吉川経家
吉川経言
吉川鎌子
吉川静江