台所口だいどころぐち)” の例文
旧字:臺所口
馬琴の旧棲きゅうせいは何度も修繕されてほとんど旧観をうしなってるから、崩壊しても惜くないが、台所口だいどころぐちの井戸は馬琴の在世時のままだそうだから、埋められたと聞くと惜まれる。
そして、しまいに、そのかみつつんだのをしいただいて、台所口だいどころぐちていったのであります。
大根とダイヤモンドの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
内へ来るような馴染なじみはなし、どこの素見ひやかしだろうと思って、おやそうか何か気の無い返事をして、手拭てぬぐいを掛けながら台所口だいどころぐちから、ひょいと見ると、まあ、お前さんなんだもの。真赤まっかになったわ。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)