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可哀想
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かあいそう
ふりがな文庫
“
可哀想
(
かあいそう
)” の例文
「それに、此間から変な眼で見られたり、今朝なんかは、縛られかけたりして、本当に気の毒でした、お夏さんはそんな人じゃございませんよ、
可哀想
(
かあいそう
)
に」
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
道夫も
此頃
(
このごろ
)
受験準備で、
可哀想
(
かあいそう
)
な位つかれているね。すぐ寝かしてやったとは、お前にしちゃ
大出来
(
おおでき
)
だ。
新学期行進曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
文豪
(
ぶんごう
)
ジョンソンが若い時非常の貧苦を経た結果、位置が出来ても、物を食えば
額
(
ひたい
)
に
太
(
ふと
)
い
筋
(
すじ
)
現
(
あら
)
われ、
汗
(
あせ
)
を流し、犬の如くむしゃ/\喰うた、と云う逸話を思い
浮
(
うか
)
べて、甚
可哀想
(
かあいそう
)
になった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
体外の機械は段々進歩して軽便精巧な物が出来るけれども胃と腸とは古往今来いつでも同じ道具で働いている。
可哀想
(
かあいそう
)
なものさ。体外の裏漉や擂鉢で筋を取ればその手数は料理する人一人だけで済む。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「艇長さん、それは
可哀想
(
かあいそう
)
だなア。……じゃいいから、僕の食物を、この
佐々
(
さっさ
)
のおじさんと半分ずつ食べるということにするから、このままにしてあげてよね、いいでしょう」
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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「死んで安心な様な、
可哀想
(
かあいそう
)
な様な気もちがしますよ」
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
... 少しお
可哀想
(
かあいそう
)
のようですね」主人
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
病人こそ
可哀想
(
かあいそう
)
でありませんか。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
哀
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“可哀”で始まる語句
可哀
可哀相
可哀気
可哀氣