可々よしよし)” の例文
それとも察せずに只今の過言、狙いは未熟とは片腹痛し、おお可々よしよしご所望ならば、二ノ箭にてお命いただこう。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
積込んで、小火ぼやのあった日から泊りがけに成田へ行っていた男だけれど、申訳を脊負しょって立って、床屋を退散に及ぶというなら、可々よしよし心得た。御近所へ義理は済む。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
むむ可々よしよし。と独言ひとりごと
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)