“古狸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふるだぬき94.7%
こり5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この老婆(ろうば)は以前は大塚(おおつか)の坂下町辺(さかしたまちへん)、その前は根岸(ねぎし)、または高輪(たかなわ)あたりで、度々私娼媒介(ししょうばいかい)の廉(かど)で検挙せられたこの仲間の古狸(ふるだぬき)である。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「喉(のど)を痛めるぞ、ばかな古狸(ふるだぬき)めが。気の毒だが、大声を出したってだめだ。まったく、雷鳴(かみなり)とは聞こえないや、咳(せき)くらいにしか思われない。」
古い屋敷だからおおかた古狸(こり)か狐(きつね)の類が住んでいて、夜間ばけて出て鶏をさらってゆくのだろうと言い出した。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)