“ふるだぬき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
古狸94.7%
老悪党5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ古今武将の中で、徳川家康とくがわいえやすという古狸ふるだぬき位、銭勘定の高いやつは無いとじゃった。欲ばかり突張っていたその為に、天下も金で取ったようなもの。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
一万円の身代金はとられる、娘は返して貰えないというのでは、流石さすが実業界では古狸ふるだぬきとまで云われている策士の伯父も、手のつけ様がないのでしょう。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「さあ、どうだつたえ? あの老悪党ふるだぬきの手から、首尾よく証文を引き出すことが出来たかえ?」