口籠くごも)” の例文
我ははしりて姫の前に出で、白く細き右手に接吻せり。姫はアントニオと我名を呼び掛け給ひしが、流石にしばし口籠くごもりて、世にさちある人となり給へ、さらばとて、我額に接吻し給ふ。
口籠くごもる男をくせとみしも
秋の日 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)