取付とつつき)” の例文
宗助そうすけ何時いつものやう縁側えんがはからちやかずに、すぐ取付とつつきふすまけて、御米およねてゐる座敷ざしき這入はいつた。ると、御米およね依然いぜんとしててゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その取付とつつきの床は一面にじうたんが敷いてあり、細かい赤い花と黒い葉の模様で、小花の薔薇であつたやうに思はれる。
トイレット (新字旧仮名) / 片山広子(著)