“又九郎”の読み方と例文
読み方割合
またくろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せん又九郎またくろうと云う夫婦が有ってそれが私が泊って翌日立とうかと思うと、寒さの時分では有るが、誠に天のばちで、人が高い給金を出して抱えて居る女郎じょうろ引浚ひきさらって逃げた盗賊の罪と
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ようやく金で関所を越えて、かゞぞへ出て小豆沢あずきざわ杉原すぎはらうつぼ三河原みかわばらと五里少々余の道を来て、足も疲れて居ります。ことに飛騨は難処なんじょが多くて歩けませんから、三河原の又九郎またくろうという家に宿を取りました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)