参会さんえ)” の例文
旧字:參會
相馬の城主高貞や、久下田太郎くげたのたろう秀国や、真壁、小栗おぐりなどの近国の領主たちも、当日の参会さんえによって、みな、少なからぬ感銘をうけていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六月二日の参会さんえということは、いつか多田蔵人くろうどの口から聞いていたのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(御縁である)ふかく——それだけに範宴は今日の日を——不可思議な参会さんえであると考えて、この通る道、ここをめぐりゆくわだちの音にも、たなごころをあわせて謝したいような感謝にくるまれるのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)