“印画紙”の読み方と例文
読み方割合
いんがし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで三ちゃんは、水洗をいい加減にして急に乾かすと、それを印画紙いんがしにやきつけた。すると肉眼で見ていると同じ光景が、写真の面にあらわれた。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「うまく出たようだ。ここにある」湯河原中佐が、クルクルといてある細長い印画紙いんがしを机の上に、ひろげて見せた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして一人の長身の紳士が、ぬっと立ち現れた。その手には写真の印画紙いんがしらしいものを二三枚もっているが、いま水から上げたばかりと見えて水滴すいてきがぽたぽた床のうえに落ちた。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)