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千隈
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ちくま
余が
隣宿六日町の俳友天吉老人の
話に、
妻有庄にあそびし
頃聞しに、
千隈川の
辺の
雅人、
初雪より(天保五年をいふ)十二月廿五日までの
間
さて
眺望ば越後はさら也、
浅間の
烟をはじめ、信濃の連山みな
眼下に
波濤す。
千隈川は白き糸をひき、佐渡は青き
盆石をおく。能登の
洲崎は
蛾眉をなし、越前の遠山は
青黛をのこせり。
さて
眺望ば越後はさら也、
浅間の
烟をはじめ、信濃の連山みな
眼下に
波濤す。
千隈川は白き糸をひき、佐渡は青き
盆石をおく。能登の
洲崎は
蛾眉をなし、越前の遠山は
青黛をのこせり。