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千本
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ちもと
ふりがな文庫
“
千本
(
ちもと
)” の例文
其後夫婦連れで例の
西石垣
(
さいせき
)
の
千本
(
ちもと
)
へお茶漬を一度食べに行つた時も、同じく細君の帶の間に
藏
(
おさ
)
めてあつた蟇口の中から支拂はれたのであつたが
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
「同じく九年一月、奥山大学が仙台で幕府の国目付(
千本
(
ちもと
)
兵左衛門、水野与左衛門)に
覚書
(
おぼえがき
)
を差出した、しかし両目付はこれを拒んで受取らなかった」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「あるわけはないよ。奧の八疊の縁側は主人の
千本
(
ちもと
)
さんが開けたし、此處には俺達二人頑張つて居るから、お勝手へも表へも通れないことになつて居る」
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
台傘の朱は、総二階一面軒ごとの
緋
(
ひ
)
の
毛氈
(
もうせん
)
に、色
映交
(
さしか
)
わして、
千本
(
ちもと
)
植えたる桜の
梢
(
こずえ
)
、
廊
(
くるわ
)
の空に咲かかる。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
豊島
(
としま
)
のや
千本
(
ちもと
)
のいてふ落葉する夕日の森に
御供
(
みとも
)
するかな
大塚楠緒子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
「へエ、
千本
(
ちもと
)
樣の方から閉つて、輪鍵が掛けてあつたさうでございます。——お隣りにゐらつしやる方々は、
昨夜
(
ゆうべ
)
一と晩家搜しして曉方に引揚げて行かれましたが」
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「喃、
千本
(
ちもと
)
氏、町方の御用聞などといふものは先づあんなもので御座らうな。あんなことでは、御膝元の
靜謐
(
せいひつ
)
は心もとないが、江戸の町人は人が良いから無事に濟むわけで——」
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“千本”で始まる語句
千本桜
千本格子
千本通
千本屋敷
千本屋
千本幟
千本廂
千本杉
千本浜
千本占地