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勦滅
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そうめつ
ふりがな文庫
“
勦滅
(
そうめつ
)” の例文
日本民族の
腸
(
はらわた
)
が……特に朝鮮官吏の植民地根性が、ここまで腐り抜いている以上、吾輩がタッタ一人で、いくらジタバタしたって爆弾漁業の
勦滅
(
そうめつ
)
は……
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
神々は相談をしてこの怪物を
勦滅
(
そうめつ
)
することに決議はしたが、誰も敢て手を下そうとするものがない中にただ一人知恵の神エア(Ea)の息子のマルドゥクがこれに応じた。
宇宙の始まり
(新字新仮名)
/
スヴァンテ・アレニウス
(著)
源氏の人々、諸国に興って、平家を
勦滅
(
そうめつ
)
せよの声、
巷
(
ちまた
)
を、おののかせておりまする……。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
風雲惨澹として
旌旗
(
せいき
)
を捲く
仇讎
(
きゆうしゆう
)
を
勦滅
(
そうめつ
)
するは此時に在り 質を二君に
委
(
ゆだ
)
ぬ
原
(
も
)
と恥づる所 身を
故主
(
こしゆう
)
に殉ずる
豈
(
あに
)
悲しむを
須
(
ま
)
たん 生前の功は未だ
麟閣
(
りんかく
)
に
上
(
のぼ
)
らず 死後の名は先づ
豹皮
(
ひようひ
)
を
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
悪人
勦滅
(
そうめつ
)
のその日を
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
として、
冤罪
(
むじつ
)
の
獄舎
(
ひとや
)
から出た花聟と、悲嘆のどん底から救われた花嫁とを、この江漢が、一命にかけても、必ず、めでとう手を握らせてお見せする。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
爆弾漁業
勦滅
(
そうめつ
)
の大講演会を開く事になった。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
だが、江漢は
仆
(
たお
)
れはせん。決して仆れはせん。悪人ばらを
勦滅
(
そうめつ
)
して、人間の生きる地上に、明るい裁きの陽を見るまでは、わしは、血を吐いても、屈しはせん。——まあ見ておれ、百日のうちじゃ。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勦
漢検1級
部首:⼒
13画
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“勦滅”で始まる語句
勦滅的