力身りきん)” の例文
「お勢」と小声ながらに力瘤ちからこぶを込めて、お政は呼ぶ。此方こちらはなに返答をするものかと力身りきん面相かおつき
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
なと力身りきんで見てもびく共せず二人の雲助嘲笑あざわらひイヤ強い旅人じや雲助は旅人にかたかさねば世渡りがならず酒手さかてほしさに手を出して親にも打れぬ胸板むないたをれるばかりにかれては今日から駄賃だちん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)