力説りよくせつ)” の例文
「歌よみに与ふる書」の論鋒破竹はちくの如きは言ふを待たず。小説戯曲とうを論ずるも、今なほ僕等に適切なるものあり。こはひとり僕のみならず、佐藤春夫さとうはるをまた力説りよくせつする所。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ことに近頃の未来派は流動を力説りよくせつするベルグソンの哲学に刺激せられた所が多いと云はれて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)