割拠かつきよ)” の例文
旧字:割據
かはかたうして素人しろうとの手に刻まれねば、給仕を頼みて切りて貰ひ、片隅に割拠かつきよし、食ひつゝ四方を見るに、丸髷まるまげの夫人大口開いて焼鳥を召し
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
一隅に割拠かつきよしたる五六の猛士、今を盛りの鯨飲げいいん放言
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)