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剰余
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あまり
ふりがな文庫
“
剰余
(
あまり
)” の例文
旧字:
剩餘
雲は
焚
(
や
)
け、草は
萎
(
しぼ
)
み、水は
涸
(
か
)
れ、人は
喘
(
あえ
)
ぐ時、一座の劇は
宛然
(
さながら
)
褥熱
(
じょくねつ
)
に対する氷の如く、十万の市民に、一
剤
(
ざい
)
、清涼の気を
齎
(
もた
)
らして
剰余
(
あまり
)
あつた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
実際私たちは、怪しいお客の
剰余
(
あまり
)
じゃないんである。駅から町長の案内で、海岸寄りのBB旅館の前に初めは立った。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
その
剰余
(
あまり
)
をすかしてみると、どろどろなものが瓶の底に溜り、動かすと蝶の粉のようなものが浮いていた。
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
長い間胃弱に苦しんでいた笹村は、旅から持って帰った衣類をどこかで金に換えると、医療機械屋で電気器械を一台買って、その
剰余
(
あまり
)
で、こまこましたいろいろのものを、時々
提
(
さ
)
げて帰って来た。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
雲は
焚
(
や
)
け、草は
萎
(
しぼ
)
み、水は
涸
(
か
)
れ、人は
喘
(
あえ
)
ぐ時、一座の劇はさながら
褥熱
(
じょくねつ
)
に対する氷のごとく、十万の市民に、一剤、清涼の気を
齎
(
もた
)
らして
剰余
(
あまり
)
あった。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“剰余”の意味
《名詞》
剰 余(じょうよ)
必要なものを除いた、余り。
割り算で、割切れないで残った数。
(出典:Wiktionary)
剰
常用漢字
中学
部首:⼑
11画
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
“剰余”で始まる語句
剰余物
剰余金