“前踣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえのめ50.0%
まへのめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田舎いなかに婚礼があり帰っていたが、またしても利根とね河原かわらで馬を駆り、石につまずいて馬が前踣まえのめりに倒れると同時に前方へ投げ出され、したたか頭を石塊いしころに打ちつけ、そのまま気絶したきり
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
青年は黒のソフトを前踣まへのめりに冠つてマントを着てゐたが、口髯くちひげを短かく刈込んで、黒いたつぷりした髪が頸や揉上げに盛りあがるやうな分厚ぶあつさでつや/\してゐた。
復讐 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)