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剃落
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そりおと
ふりがな文庫
“
剃落
(
そりおと
)” の例文
楯彦氏は
白布
(
きれ
)
の下から手を出して、
剃落
(
そりおと
)
された自分の頭にそつと触つてみた。頭は茶碗のやうに冷かつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
かねて岸本にはこの旅を終る頃に
為
(
な
)
し
遂
(
と
)
げたいと考えて置いたことが有った。巴里を引揚げる頃が来たら自分の
髭
(
ひげ
)
を
剃落
(
そりおと
)
してしまおう、そして帰国の途に上ろうと考えていた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
小父さんがあの美しい髯を自分で
剃落
(
そりおと
)
してしまったのも、それからだ。古い写真の裏に長々と述懐の言葉を書きつけ、毎日の
細
(
こまか
)
い日記を
廃
(
や
)
め、前垂掛の今の小父さんに変ったのも、それからだ。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
剃
漢検準1級
部首:⼑
9画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“剃”で始まる語句
剃
剃刀
剃髪
剃立
剃髮
剃手
剃痕
剃跡
剃附
剃杭