トップ
>
刺毛
>
さしげ
ふりがな文庫
“
刺毛
(
さしげ
)” の例文
そしてその尾の端で宙にぶら下つてゐる。其の幼虫は蕁麻の上に住んで、その毒のある
刺毛
(
さしげ
)
があるのもかまはずに、其の葉を食べるのだ。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
それは胡麻白の頭と金茶の胸毛と真黒な翼とを持つた小鳥で、両肩のあたりに真白な
刺毛
(
さしげ
)
が際立つて光つてゐるので、まるで紋付羽織でも一着に及んでゐるやうな恰幅だ。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
蕁草
(
いらくさ
)
の
刺毛
(
さしげ
)
で
弄
(
いら
)
われるような遣瀬なさで、痒味
辛
(
つら
)
味は何にたとえようもないほどであった。しばらくの間は袴の上から
押抓
(
おしつね
)
ってなだめていられたが、仲々もって左様な
直
(
ちょく
)
なことではおさまらない。
玉取物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“刺”で始まる語句
刺
刺戟
刺繍
刺青
刺身
刺客
刺殺
刺子
刺史
刺々