刎倒はねたお)” の例文
あわやといだき留めた惣助は刎倒はねたおされて転んだけれども、かれあやうし、と一目見て、道子と菅子が、身をおおいに、せなより、胸より、ひしと主税をかばったので、英臣は、おもてを背けて嘆息し
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)