“切廻”の読み方と例文
読み方割合
きりまわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じや、もうしますわ。あたしは女手おんなでひとつで、青流亭せいりゅうてい切廻きりまわしていますからね、ひとにはえぬ苦労くろうもあるんですよ。ハッキリいうと、パトロンがあります。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
彼女自身手紙を出したり、電話をかけても、復一から実のある返事が得られそうな期待はうすくなった。彼女は兄夫婦の家の家政婦の役を引受けて、相当に切廻きりまわしていた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)