“出後”の読み方と例文
読み方割合
でおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おいで、さあ、夜が明けると人が見るぜ。出後(でおく)れた日にゃあ一日逗留(とうりゅう)だ、」と言いながら、片手に燈(ともし)を釣って片手で袖を引くようにして連込んだ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後(うしろ)なるも、左も右も、人波打ちつつどやどやと動揺(どよ)み出づる、土間桟敷に五三人、ここかしこに出後(でおく)れしが、頭巾被(かぶ)るあり、毛布(けっと)纏(まと)うあり、下駄の包(つつみ)提げたるあり、仕切の板飛び飛びに越えて行(ゆ)く。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)