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出刃
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でば
ふりがな文庫
“
出刃
(
でば
)” の例文
お浜さんが一応疑われるわけさ、が、正面から
咽喉笛
(
のどぶえ
)
へ突き立てた
出刃
(
でば
)
が、後ろへ突き抜けるほど深く刺してあるんだぜ、全く恐ろしい力だ。
銭形平次捕物控:047 どんど焼き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
白髪
(
しらが
)
をパッと顔へかけ、よごれた白い行衣を着、手に磨ぎ澄ました
出刃
(
でば
)
を持った老婆が、上り
框
(
かまち
)
から半身をのぞかせ、口を開けて笑いかけた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
法達が
庫裡
(
くり
)
の方へかけこむと、八助は庭先の流れへ、すぐ、
出刃
(
でば
)
とまな板を運んで来て、鯉の作り身にかかっています。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あの
面
(
つら
)
からして強盗
面
(
づら
)
でさあ!」とソバケーヴィッチが言った。「あいつに
出刃
(
でば
)
でも持たせて街道筋へおっ放してみなされ、すぐに人殺しをやるから。 ...
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
この車だって
昨夕
(
ゆうべ
)
人殺しをするための客を
出刃
(
でば
)
ぐるみ乗せていっさんに
馳
(
か
)
けたのかも知れないと考えたり、または
追手
(
おって
)
の思わくとは反対の方角へ走る汽車の時間に間に合うように
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
連れて釣り上がった浮藻の半身の、乳の下を目がけて
出刃
(
でば
)
でガバと!
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“出刃(
出刃包丁
)”の解説
出刃包丁(でばぼうちょう)は和包丁の一つ。単に出刃と呼ばれることもある。魚を捌くための包丁であり、現代では肉を切る用途にも使われている。刃渡りは10cm程度のものから50cm程度の大きいものまでさまざまである。一般的には15cmから20cm位のものが多い。
(出典:Wikipedia)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
刃
常用漢字
中学
部首:⼑
3画
“出刃”で始まる語句
出刃庖丁
出刃包丁
出刃截割