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凡人
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ただびと
ふりがな文庫
“
凡人
(
ただびと
)” の例文
数日之後
(
ひをへて
)
、皇太子
近習者
(
つかまつるもの
)
を召して、
謂
(
かた
)
りて曰く、先の日、道に臥せる飢者は、其れ
凡人
(
ただびと
)
に
非
(
あら
)
じ、必ず
真人
(
ひじり
)
ならむ。使を遣して視しめたまふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
尼は、
凡人
(
ただびと
)
の子でないものと見て、頼朝を
誘
(
いざな
)
った。けれど、何も問わなかった。およそ一月余りも、頼朝は尼寺の天井裏に寝起きしていた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(
凡人
(
ただびと
)
の子ではない)こう感じたので、彼は、気づかれぬうちにと、足をめぐらして、腕白な主人の待ちかまえている
輦
(
くるま
)
のほうへ、いそいで、引っ返してきた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古びて見る面影もないがそれは
凡人
(
ただびと
)
の
佩
(
は
)
く剣ではない。
琅玕
(
ろうかん
)
の
珠
(
たま
)
がついていたはず、
戛玉
(
かつぎょく
)
とよぶ珠だよ。
剣帯
(
けんたい
)
に革か
錦
(
にしき
)
の
腰帛
(
ようはく
)
もついていたのだよ。王者の
佩
(
はい
)
とそれを呼ぶ。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見てきた老人の眼じゃ。はて
凡人
(
ただびと
)
ではないぐらいなことは、とく感づいておりましたよ。今さら驚きはいたしません。ただただあなた様の人物に傾倒してのお願いなのじゃ。どうぞおきき届けくだされい
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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そもそも、この節級は、
凡人
(
ただびと
)
でない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「こは、
凡人
(
ただびと
)
ならじ」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“凡人”の解説
凡人(ぼんじん)とは、優れた性質や変わった性質を持たない人間のこと。庸人(ようじん)ともいう。凡人や庸人の『凡』『庸』は、「並」「普通」「平常」「平均的」「ありふれた」を意味する字である。
(出典:Wikipedia)
凡
常用漢字
中学
部首:⼏
3画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“凡人”で始まる語句
凡人伝
凡人業
凡人凡智