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冴切
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さえき
ふりがな文庫
“
冴切
(
さえき
)” の例文
中空
(
なかぞら
)
は
冴切
(
さえき
)
って、星が
水垢離
(
みずごり
)
取りそうな
月明
(
つきあかり
)
に、踏切の桟橋を渡る影高く、
灯
(
ともしび
)
ちらちらと目の下に、
遠近
(
おちこち
)
の
樹立
(
こだち
)
の骨ばかりなのを
視
(
なが
)
めながら、桑名の
停車場
(
ステエション
)
へ下りた旅客がある。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そうして、見るからに外国製らしい銀色の十字型の短刀を夫人から渡されると、その
冴切
(
さえき
)
った
刃尖
(
はさき
)
を頭の上のシャンデリヤに向けながら、大笑いした自分の声を、今でもハッキリと記憶している。
けむりを吐かぬ煙突
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
冴
漢検準1級
部首:⼎
7画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“冴”で始まる語句
冴
冴々
冴渡
冴返