“兼山”の読み方と例文
読み方割合
かねやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
囂囂囂ごうごうごうとそのつり橋を渡ってまた右折する。兼山かねやま宿しゅくである。と風光はすばらしく一変する。爽快爽快、今来た峡谷の上の高台がむこうになる。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
また、今日とて美濃にこそあれ、大垣、岐阜、池尻の三城を父子で持ち、むすめむこの森武蔵守長可ながよし可児かに兼山かねやまの城主である。めぐまれていないとはいえない。不平もあろうはずはない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)