其箪笥そのたんす)” の例文
其箪笥そのたんすの二番目ばんめ抽斗ひきだしから喰出はみだしてゐるのは、小豆色あづきいろ友染縮緬いうぜんちりめん背負揚しよいあげはしで、える部分ぶぶんに、鉄扇花てつせんくわでゞもあらうか、キザ/″\のはな図案化づあんくわされた模様もやうえて、それにつくと
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)