“其極”の読み方と例文
読み方割合
そのきょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝へ聞く……文政ぶんせい初年の事である。将軍家の栄耀えよう其極そのきょくに達して、武家のは、まさに一転機をかくせんとした時期だと言ふ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
当時の方針を基儘そのまま継続して、其極そのきょく今度の大乱を引き起したとすれば、思想家としてトライチケの独乙に対する立場もまた自然明瞭になつた訳である。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)