公事好くじずき)” の例文
仕てかゝるべしと身に引受し長助がいと懇切ねんごろ言聞いひきかせければお光は飛立ばかりに喜び早々さう/\長助同道どうだうにて忠兵衞方へ赴きける僥倖さいはひなるかな例令たとへお光が女の身にて何樣に思ふとも外の家主ならんには勿々なか/\引請てくれ事柄ことがらには有らね共此長助と云家主は當時此ひろき大江戸にても三人と言るゝ指折ゆびをり公事好くじずきと名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)