“全心”の読み方と例文
読み方割合
ぜんしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたまなか占領せんりょうしていた、ふかいたにやまも、また、きりや、くももどこへか、あとなく、けむりのようにきえてしまって、そのかわり、きたないしみのように、現実げんじつのなやみが、全心ぜんしんをとらえたのでした。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)