傲慢たかぶり)” の例文
我等こゝにかゝる傲慢たかぶり負債おひめを償ふ、もし罪を犯すをうるときわれ神に歸らざりせば、今もこの處にあらざるならむ 八八—九〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我はオムベルトなり、たゞ我にのみ傲慢たかぶり害をなすにあらず、またわが凡ての宗族うからをば禍ひの中にひきいれぬ 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かの己が傲慢たかぶりの爲遂に滅ぶにいたれる家族やからもわが見し頃はいかなりしぞや、黄金こがねたまはそのすべての偉業をもてフィオレンツァを飾り 一〇九—一一一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そこにはかのスコットランドびととイギリス人とを狂はし、そのいづれをも己が境の内に止まる能はざらしむる傲慢たかぶりかわきを起す)見ゆべし 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
墮落の原因もとは、汝の見しごとく宇宙一切の重さにされをる者の、のろふべき傲慢たかぶりなりき 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我若しわが傲慢たかぶりうなじめ、たえずわが顏を垂れしむるこの石に妨げれずば 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)